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日本人の知らない日本語

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漫画の批評・コメント
コミック背景上

 外国人に日本語を教えることが生業(なりわい)である著者と生徒たちの摩訶不思議な爆笑体験談を、プロのイラストレーターがおちゃめな漫画にしたコミックエッセイです。
 いやぁ、笑ったのなんのって。半端じゃないおかしさです。

 日本の任侠映画が大好きというフランス人マダムは、映画のセリフで覚えた珍妙な日本語で、自分のことは「姐(あね)さん」と呼んでくれとのたまいます。
 時代劇大好きのスウェーデン人娘は、人間は一匹、二匹と数えると思い込んでいます。彼女いわく、「だって“男一匹”っていうじゃない」?!
 そんな、噴き出すこと間違いない逸話が満載で、電車の中で読んだりしたら挙動不審者と思われかねないので注意が必要でしょう。

 しかし、抱腹絶倒のエピソードを読みながらやがて気づくのは、著者の生徒たちがいたって勤勉で、実に懸命に日本語をマスターしようとしていること。そしてまた、彼らの使う日本語は、文法的には何も誤りはなく、実際に文法書や教科書に書かれていて、確かに映画やテレビドラマの登場人物たちの中にはそんな日本語を使っている人を見かけることはあるのだけれど、でも言語のTPOという観点からいえばやっぱりおかしくて、それを見極めるのは言語学習上、至難のわざだということです。

 そしてわが身を振り返ると、例えばこの本に書かれている日本語の敬語を、TPOをきちんと見極めて使うことができているかというと、なんとも心もとない気持ちに襲われます。

 時と場所と場合に応じて言語を使いこなすことのむずかしさを、たとえ外国語ではなく、自分が空気のように慣れ親しんできた母語であっても、もっと強く意識したほうがよいのではないか。そうすることで、より豊かな言葉の使い手になれるのではないか。
 「日本人の知らない日本語」というタイトルのこの本が、笑いの中に描こうとしているのはまさにそのことなのではないかと感じた次第です。
匿名 2009-05-27 04:00:15
普段何気なく使っている日本語について、改めて知らされる事実の数々。
おもしろおかしく描いているものの、非常に勉強になる本でした。
タイトルも実に絶妙だと思います。
この手のお勉強物を軟らかく演出しているものは非常に好きです。
匿名 2009-05-27 04:00:15
とにかくオモシロイの一言!
日本語の奥深さを外の視点から知ることができるし、
イラストなども楽しく、飽きずにだれずに一気読み可能!
テレビや他の堅苦しい本より斬新で、
日本語のおもしろさに日本人として発見の連続。
外国人との交流にも役立つでしょう!!おすすめです!!
匿名 2009-05-27 04:00:15
面白い視点で楽しめました。ヘタなマンガを読むよりいいですね。

日本語は2000年以上も前から使われており日本の歴史そのものです。
長い歴史の中で元々の大和言葉に漢字の型を吸収したり、幕末には逆に中国に漢字を輸出したりと変化して現在に至っていますので、その蓄積を一時に覚えようとするのは非常に困難がともなうでしょう(他の言語と比べて圧倒的に歴史が長いため)。
万葉の時代の言葉が現在でも読み取れること自体驚きです。

そういった日本の歴史に興味を持ち立ち向かう純粋な外国人のドタバタ劇が面白くないわけがありませんね。
匿名 2009-05-27 04:00:15
日本語が好きで、日本文化と外国文化の違いに興味がある人間には大爆笑の本です。
外国人からみた日本語、日本という国、そして自国語にはそれほど意識をしない人間の性が、面白いエピソードの中から見えてきます。
注意はしているつもりでも敬語どころか、てにをはさえ間違う「日本人」として身につまされる話が多かったです。
この凪子先生はきっととても生徒たちに慕われているんでしょうね。
一所懸命、日本語を学ぼうとする人々と、それに応えようとする姿に、笑いながらも感動しました。
私が今まで聞いた一番美しい日本語は、北京であった中国女性でした。
昔々の女学校を卒業した先生に学んだそうです。
穴があったら入りたいくらい、私とはレベルの違う「美しい日本語」でした。
匿名 2009-05-27 04:00:15
コミック背景下
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